3月24日に終演した公演のご報告をさせて頂きたいと思います。
まず、劇場まで足を運んでくださいました方々、温かいお声がけくださった方々に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
この公演で私が経験した事が、伊藤バレエの子供達、これから多方で活躍する子達の少しのヒントになれば、、と思いお話したいと思います。
この公演は、オーディションを受け、一幕は葡萄のワルツ、2幕はウィリー、コールド(群舞)で出演しました。
まず、コールドは本当に難しい。
とにかく頭を使います。常に目を使い、息をするタイミング、周りの息遣いを感じ、常に常にアンテナを張り続けなければいけません。
そして正しい手の位置、足の位置、頭、目線ができている事。微妙な手、足のずれがすごく目立ちます。
しかし、正しい位置で神経の行き届いた伸びやかな手足はそれだけで本当に美しく、踊りになります。
毎回のレッスンで、何となく手を出していないか。何となく足を出していないか。
手と目線が合っているか。確認する事はすごく大事だと思います。
次に舞台は主役だけの物語ではなくて、どの役にも物語があって、全員の物語が合わさった時一つの作品となり、舞台は出演者全員で作り上げるという事。
必要のない役などなく、逆を言えば主役だけでは作品にはなりません。
1人1人が大切。
キレイに動いて、きっちり揃っていれば良いのではなくて、気持ちの入った踊り、その役として生きている踊りをする事で、観ている方々への伝わり方が全く違います。
テクニックがあったり、揃えなければいけないとか、そう言った事に囚われがちですが、観ている方へ伝えるのに1番大切なのは、踊っている人が本当に楽しんでいるか。どうか。
裏を返せば、思いっきり楽しんで踊れるだけの基礎がしっかり身についているか。どうか。
今回経験し、学んできた事で、お伝えしたいことは、
バレエなら、
バレエを始めた頃の踊る事が楽しい!バレエが好き!という気持ちを持ち続け、
一歩踏み込む勇気と力、
バレエと自分と真剣に向き合う事、
そして生きた芸術を感じてもらいたい!
この事をレッスンを通して、しっかり皆さんにお伝え出来る様に今後も勉強して参りますので宜しくお願い致します。
最後までお読み頂きありがとうございました😊
山口舞
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